「脱力」で考えて欲しいこと

前回は座奏について書きました。

座って演奏する時も背中と脚は常に活き活きとしていることが大切で、完全にスイッチオフとせず、筋肉が適切な張りを保っている必要があります。

楽器の演奏における「脱力信仰」はすごいものがあって、多くの人が力を抜こうと必死になってたりしますが、これも筋肉が張りを失うまで脱力させようとしてしまうとやり過ぎです。

文字通り椅子に座って脱力しまくって、お化けみたいにグッタリして演奏する人もいたりしますが、これは完全にやり過ぎで逆効果になります。

身体は常に全体をバランスさせるように働いてくれますから、一点で極端な脱力をしてしまうと身体の他の部位がそれを補おうとして過剰に働くことになります。

実はこれが力みのメカニズムで、脱力しようとし過ぎてしまうので、身体の他で「結果的に力んでしまう」わけです。

演奏中に「力み」に気付いたり、先生から力みを指摘された時は、ちょっと逆説的ですが、力を抜くのではなくて力をバランス良く使うことを考えてみましょう。



バランス良く力を使えていれば、力を抜こうと頑張るよりも遥かに効果的に力みを解消できるはずです。

試してみてくださいね^_^

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